mai’s blog

派遣薬剤師

薬剤師ってなんだろう

薬剤師ってなんだ

 

6年制卒薬剤師として、思うこと

 

私は関西の某薬科大の卒業生です。

私が思う事をただつらつら書きます

 

 

1~4年では座学で基礎をつけ、

5年次では病院実習2ヶ月半、薬局実習2ヶ月半

6年次では、英語の卒論を作成し、卒試、国試を突破

 

臨床で活躍できる薬剤師を目指せるよう、医薬連携や地域連携について学んで

卒試・国試を通して、薬の化学構造や作用機序、薬物治療、法律など

多岐にわたり詳細を学んで

 

やっとの思いで卒業して

国家試験を突破して

 

 

働いてみたら

 

 

 

薬局による独自のルールの多さ

守られていない細かな制度

ほんの最小限しか話さない、事務作業のような施設在宅

門前の希望により行われない疑義照会

狭い空間だからこその、人間関係の悪さ

 

早く仕事を切り上げればいいのに、無駄な時間の浪費をして残業をする

自身で選ぶならまだしも、週に何度も、そして土日もまるで強制され、行かないと上司の機嫌の悪くなる勉強会。弁当会?

 

そして6年制を卒業したことについての僻み

薬剤師国家試験浪人したことに対する過度な中傷

(ふた回りほど上の方が、自身の時と比べて『あんなの簡単だろ』、とかね。受けてほしいな)

 

もちろん店舗によってそれぞれで、薬剤師として尊敬できる方や

人として尊敬できる方もいた。

勉強会で沢山学べる事は嬉しかったし、よくでる疾患は自ら参加した。

 

 

だけど、私の周りの新人薬剤師は本音をぽろりと話してる。

 

 

「あんなに勉強したのに」

「なんの意味があったのかなぁ」

「臨床の現場や在宅で、他職種と連携して働けるもんだと思ってたけど」

「実際、勉強したようなことはやってないんだな」

「学んだ事を先輩に伝えて」

「こうするのでは?と話しても」

「はぐらかされるか、生意気と言われるか。」

「新人では何も変えられない」

「このままでいいの」

「私は俺は、なんで薬剤師になったの」

「どうやってモチベーションあげればいいの」

「皆、何のために頑張れるの」

 

 

 

私は店舗が合わず、異動してもついていく事が出来ず顔面神経麻痺になり、たった10ヶ月で退職しました。

私は「退職」という決断を、一ミリも後悔していません。

まだ左目はきちんと閉じてくれないけど、辞めるきっかけをくれたこの病気に感謝しています。

 

 

私は一度国家試験に落ちていて、でも落ちたからこそ予備校で本当に沢山のことを学ばせてもらいました。

この知識を無駄にしたくない。

その思いで頑張ってきたつもりです。

 

 

だから私は私の知識と経験を、もっともっと広げる旅に出ようと思っています。

 

 

次は、『派遣薬剤師』

 

色々な土地で、これまで学べなかった事を学びたい。

沢山の店舗から、プラスな事を吸収したい。

色々な薬剤師に出会って、色々な考え方を聞いてみたい。

 

 

 

『派遣薬剤師』って、決して褒められるような働き方ではないし、

これからどんどん需要が無くなっていくと思います。

 

 

 

だけど、『今』だから。

親もまだ元気で、自分もまだ独り身の『今』だから

できる選択。

 

 

自分の決断を後悔しないように、これからも考え続けます。